「最近、なんだか体調がすぐれない…」
「病院に行くほどではない気がするけど市販薬では効かないし…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。
もしかしたら、オンライン診療が解決の糸口になるかもしれません。
オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンを使って 自宅にいながら医師の診察を受けられるサービスです。
病院に行く時間がない、近くに病院がない、といった悩みを解消できるだけでなく、処方箋もオンラインで受け取ることが可能です。
「でも、オンラインで処方箋ってどうやって受け取るの?」
「どんな薬でも処方してもらえるの?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、オンライン診療における処方箋の受け取り方について、わかりやすく解説していきます。
オンライン診療に興味がある方、利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
オンライン診療で処方箋を受け取るまでの流れ
オンライン診療で処方箋を受け取るまでの流れは、以下のようになります。
事前準備
まずは、利用するオンライン診療アプリをスマートフォンやパソコンにインストールします。
アプリのダウンロードは、App StoreまたはGoogle Playストアから行えます。
オンライン診療の予約
アプリを起動し、アカウントを作成します。
その後、診察を受けたい診療科や医師を選び、予約を行います。
予約の際には、希望する日時や症状などを伝えるようにしましょう。
診察の準備
予約した日時に備え、以下の準備をしておきましょう。
- 体調や症状に関する事前情報の入力
問診票が送られてきた場合は過去の病歴やアレルギー、現在の症状などをアプリに入力しておくと、診察がスムーズに進みます。 - 保険証の提示
オンライン診療でも保険証が必要となります。
事前にアプリに登録しておいたり、診察時に画面越しに提示したりするなど、クリニックの指示に従いましょう。
なお、マイナ保険証に対応している医療機関のオンライン診療を受ける場合はスマートフォンやPCを用いてアプリからマイナ在宅受付Webにアクセスし保険証情報を共有することができるところもあります。
当クリニックの場合は12月2日以降、アプリが対応するまでの間はマイナポータル画面とマイナ保険証の都度提示で対応を行います。 - ビデオ通話用のデバイスの用意
スマートフォンやパソコンなど、ビデオ通話ができるデバイスを用意しておきましょう。
安定したインターネット環境も必要です。
オンライン診療の実施
予約した日時に、アプリからオンライン診療を受けます。
医師に症状や悩みを伝え、診察を受けましょう。
診察結果に基づく処方箋の発行
診察の結果、必要に応じて医師が処方箋を発行します。
処方箋の受け取り
処方箋の受け取り方法は、主に以下の2つがあります。
- 薬局で受け取る
処方箋を発行後、薬局に直接受け取りに行く方法です。
オンライン診療に対応している薬局を選びましょう。
多くの場合は自宅に処方箋原本を送付してもらい自身で取りに行くか、自身で指定した薬局にオンライン診療をした医療機関から処方箋をFAXしてもらい、原本は後ほど医療機関から薬局宛に送付してもらう2つの方法が採られています。 - 配送サービスを利用
一部のオンライン診療サービスでは、処方箋を自宅まで配送してくれるサービスがあります。
服薬指導もオンラインで受けることができるため、全て自宅等で完結します。
支払い
診察料や薬剤費などの支払いは、クレジットカードや銀行振込などで行います。
クレジットカード対応しているところであれば事前にクレジットカード情報を登録しておくと支払いがスムーズです。
オンライン診療の受け方
オンラインメディカルクリニックでは、パソコンやスマートフォンのブラウザから、簡単にオンライン診療の予約ができます。
まずは、オンラインメディカルクリニックのトップページにアクセスしてください。
①トップページの赤い「オンライン診療の予約をする」ボタンをクリックします。
②オンライン診療アプリをインストール済みの場合は「アプリを開く」ボタンから、まだの方は青い「ダウンロードはこちら」ボタンからアクセスしてください。
③直近のカレンダーが表示されるので、「〇」の日時を選択して予約します。
④ご本人確認画面に変わりますので、携帯電話の番号を入力して、送られてきた認証コードを入力するとログインが可能になります。
予約した時間になったらログインすると、医師のオンライン診察がスタートします。
家族の受診を行う場合でも「設定」→「家族設定」を行う事で対応することが可能です。
オンラインメディカルクリニックでは、このようにシンプルな手順でオンライン診療を受けることができます。
初めての方でも迷うことなく、スムーズに予約から診察まで進められるよう、 わかりやすいインターフェースを提供するアプリを採用しています 。
オンライン診療で処方箋を受け取るメリット
オンライン診療で処方箋を受け取るメリットは、数多くあります。
家から出られないほど体調が悪くても診察を受けられる
発熱や倦怠感などで体調が優れない時、病院まで行くのは大変ですよね。
オンライン診療なら、 自宅にいながら診察を受け、処方箋を受け取ることができます。
病院への移動や待ち時間の負担を軽減し、体力的にも精神的にも楽に診察を受けられます。
病院にかかるほどではないが薬を処方してほしいという場合に便利
「病院に行くほどではないけれど、市販薬では効かない…」
そんな軽度の症状にも、オンライン診療は役立ちます。
皮膚のトラブルや花粉症など、 継続的な治療が必要な場合でも、自宅で診察を受け、薬を処方してもらうことができます。
大きい病院に行った方が良いか分からない場合
「この症状って、病院に行った方がいいのかな…?でも、大きな病院に行くのはちょっと…」
そんな時にも、オンライン診療はおすすめです。
オンライン診療では、 医師に直接症状を相談し、適切なアドバイスを受けることができます。
「大きな病院に行くべきか」「様子を見て大丈夫か」など、 専門家の意見を聞くことで、不安を解消することができます。
忙しい人でも利用しやすい
仕事や家事などで忙しい方でも、 空いた時間に診察を受けられる のがオンライン診療の魅力です。
病院の受付時間や待ち時間を気にすることなく、自分のペースで診療を受けられます。
また、 繰り返し同じ薬を処方してもらう場合 にも、オンライン診療は便利です。
一度診察を受ければ、その後はアプリから簡単に再診を予約し、薬を処方してもらうことができます。
オンライン診療で処方箋をもらう際の注意点
オンライン診療で処方箋をもらう際には、いくつか注意しておきたい点があります。
麻薬や向精神薬など、処方に制限がある薬がある
依存性や乱用のおそれがある麻薬や向精神薬は、オンライン診療では処方できない場合があります。
これらの薬が必要な場合は、対面診療で医師に相談する必要があります。
また、厚生労働省が公表した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に関するQ&Aでは、オンライン診療、特に初診時の処方箋発行について、より詳細な規定が設けられています。
例えば、初診時に限り、以下のような薬剤の処方が制限されています。
- 麻薬や向精神薬
- 抗がん剤や糖尿病治療薬など、安全管理が必要な薬剤
- 8日分を超える薬剤
これは、オンライン診療では、医師が患者さんの状態を直接診察できないこと、なりすましや虚偽の申告のリスクがあることなどを考慮したものです。
たとえ再診であっても、初診をオンライン診療で受けた場合は、これらの薬剤の処方が制限される可能性があります。
オンライン診療を受ける際には、事前にクリニックに問い合わせるか、ホームページなどで処方可能な薬剤を確認しておきましょう。
処方期限が定められている
処方箋には有効期限があります。
オンライン診療で発行された処方箋も、通常は発行日から4日以 に薬を受け取らなければなりません。
期限を過ぎると無効になってしまうため、注意が必要です。
自宅に送付してもらう場合は有効期限を延長してもらえることがあります。
郵送で受け取れない薬剤がある
温度管理が必要な薬や、法律で郵送が禁止されている薬など、郵送で受け取れない薬剤があります。
事前に薬局に確認しておきましょう。
薬局との事前確認が必要な場合がある
オンライン診療に対応していない薬局や、処方箋の受け取り方法が異なる薬局もあります。
処方箋を発行してもらう前に、 薬局にオンライン診療に対応しているか、処方箋の受け取り方法を確認しておくとスムーズです。
オンライン診療のクリニックの選び方
オンライン診療を受けるクリニックを選ぶ際には、以下の点を参考にしましょう。
料金の確認
多くの場合は保険診療であれば一律金額になります。
ただし、通信費用は別途請求されることがあるため、その費用についてはホームページ等で確認することが大事です。
予約の取りやすさ
人気のあるクリニックでは予約が取りにくい場合があります。
すぐに診察を受けたい場合は予約の取りやすさも重要なポイントです。
ホームページやアプリで予約状況を確認できるクリニックもあります。
診療の形式と薬の受け取り方法
クリニックによって、ビデオ通話、電話、チャットなど、診療の形式が異なります。
また、処方箋の受け取り方法も、薬局での受け取り、郵送など、クリニックによって異なります。
自分の希望に合った診療形式と薬の受け取り方法のクリニックを選びましょう。
信頼性とサポート体制
クリニックのホームページなどで、医師について確認しましょう。
また、わからないことや困ったことがあった時に、相談できる窓口があるかどうかも確認しておくと安心です。
患者情報の共有方法
オンライン診療では、医師が患者さんの状態を正確に把握するために、患者情報の共有が重要となります。
具体的には、既往歴、服薬歴、アレルギー歴、お薬手帳、健康診断の結果などを、クリニックと共有することが求められます。
これらの情報は、「過去の診療録、診療情報提供書、地域医療情報連携ネットワーク、お薬手帳、PHR等」によって確認されます。
クリニックによっては、アプリやオンラインシステムを通じて、これらの情報を簡単に共有できる体制を整えている場合があります。
スムーズな診療と適切な処方を受けるためにも、患者情報をどのように共有するのか、事前に確認しておきましょう。
オンラインメディカルクリニックが現在採用しているデジスマ診察券では、「設定」→「ヘルスケア連携」で様々な情報を事前に送付することも可能です。
まとめ
オンライン診療で処方箋を受け取る方法、そしてオンライン診療のメリットや注意点、クリニックの選び方について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
病院に行く時間がない、近くに病院がない、体調が悪くて家から出られない、そんな悩みをお持ちのあなたも、オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら診察を受け、必要な薬を処方してもらうことができます。
処方箋の受け取り方も、薬局で受け取る、自宅に郵送してもらうなど、さまざまな方法があります。
ぜひ今回の内容を参考に、自分に合ったオンライン診療のクリニックを見つけて、健康的な毎日を送りましょう。
オンラインメディカルクリニックでは、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。
オンライン診療についてご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
監修医
島村泰輝
- 2012年3月 名古屋市立大学医学部 卒業
- 2014年4月 名古屋市立大学放射線科 入職
- 2015年4月 名古屋市立大学大学院博士課程入学 (専攻:生体防御・総合医学分野)
- 2019年3月 同大学院卒業、博士号取得
- 2019年6月 株式会社エムネス 入職
- 2022年10月 同 Medical Professional Service(医師部門)副本部長
- 2023年7月 オンラインメディカルクリニック開業
愛知県名古屋市出身。遠隔放射線画像診断を行う傍ら、AI開発、メディカル用プロダクト開発を行う。
医療としてはその他にも内科診療、訪問診療にも従事。医療はITでさらに良くなる事を信条として様々な取り組みを行う。
物理的、時間的に医療が届きにくい層に対して医療を届けるべくオンライン診療を中心としたクリニックを開業。今後は各種専門家とともに、遠隔地であっても質の高い医療を提供するサービスを構築していく。